クインタイルズ・パレクセル・シミック・EPS

CROの国内4強は現在一般的には、クインタイルズ、パレクセル、シミック、EPSです。前2社が外資系、後2社は内資です。

CRO業界は大手に収斂しているようです。どの会社を受けるにしても、「なぜメーカーではないのか」「なぜCROの中で貴社か」には答えられるようにしましょう。大学院での研究と何らかの関係がある方が説明しやすいでしょう。

大手の4社はどこも大量募集でした(100人近いかも)。選考は何回かに分かれていると思います。経団連と無関係に、3-5月くらいに一気に選考を初め、各選考は1,2か月内に終わらせる感じでした。

ESの内容はこちらの記事に含めていますが、パレクセルとEPSでは選考会場で文章課題を与えられたので注意してください。

クインタイルズ
外資です。説明会ですらピリピリした雰囲気でした。(とても一般化できるサンプル数じゃないですが、)社員さんの雰囲気がノバルティスのそれと似ていました。学部生も混じっていましたが、修士くらいが一番歓迎されている感じがありました。2、3回目でいきなり最終面接で偉い人とお話ししました。初期の選考はテキトーにやっていると感じてしまいました(学生がGDの内容を発表している際に窓の外見てる人事の方もいました)。私は個人面接で、特に研究紹介で失敗して、落ちました。研究紹介は「高校生に話すつもりくらい」が良いと思いました。製薬会社の研究員に話すのとは違います。イントロダクション以下or論文タイトルの内容以下、くらいがよかったと思います。クインタイルズの募集は転職サイトにも不思議なくらいたくさん載っていました。

パレクセル
外資です。クインタイルズと異なり、何度も何度も選考に呼ばれました。クインタイルズより穏やかな雰囲気でした。集団面接までリラックスな雰囲気でしたが、油断してはいけません。個人面接では、製薬メーカー(研究職)などと違って、奇抜な質問がきます。「あなたを一文字で表すと何?」「無人島に一つ持っていくのは何?」。。こうした問いをこなせる人はいいと思います。私はムリでした。。ちなみに、博士課程の学生でも(薬学出身の方がほとんどですが)、内定をもらえている人はいました。バイオ系博士にとっても見込みある会社かもしれません。

シミック
内資です。説明会はゆるい雰囲気でした。社員さんがおっしゃってましたが、学歴差別しないそうです(博士のような高学歴に対してどうなのかわかりません)。選考が比較的初期で、説明会の内容もわかりやすいもので、勉強になりました。博士なら集団面接では先頭に立つことが求められます。GDも選考に含まれていましたが、就活の早い段階でみんな慣れていなかったせいか、グダグダでした。仕方ないです。

EPS
内資です。ゆるい雰囲気でした。詳しく社員さんとお話しできる機会が用意されていました。美人が多かったです。集団面接でも、リラックスした雰囲気でした。説明会で社長のお話が聞けて、なかなか有意義でした。集団面接の後に作文する時間があります。

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