CROとメーカーの比較

選考で会った人たちを振り返ると、~薬科大学の修士課程(or6年制学士)がとても多かった気がします。どこを受けるにしても、もちろん博士課程は少数派です。薬科大学などの医療系の学生で、病院実習などの経験があれば有利だと思います。とはいえ、ほとんどの人が「製薬メーカーの開発職」を併願、または、むしろメーカー開発職が第一志望にしていると思います。だいたい、CROでもメーカーも、新卒には「モニター職」からやらせるようでした。就活生から見ると、メーカー臨床開発とCROを比べると下記のような状況でした。

入りやすさ
メーカー開発<<CRO

給与
メーカー開発>>CRO

激務
メーカー開発>>CRO

・・・

実際よく話は聞きますが、CRO入ってもメーカーへの転職を考える人は多いようです。極めて難しいらしいですが。

CROの特徴としては、受託機関であるゆえに多くの種類の医薬品に携わることができるという特徴があると思います。それは事実のようですが、「一つの医薬品の開発過程において全体を把握できる」のはメーカーの開発職です。一部を受託しているCROから、メーカー開発職への転職は難易度が高いようです。人材の流動性がとても高い印象なのですが、キャリアとしては、「マネジメント経験」「グローバル治験経験」の他に、「ある特定疾患の(開発の)専門家である」も重要な要素みたいでした。

特に外資が当てはまるかもしれませんが、給与体系・手当等が製薬メーカーとは異なるので注意が必要みたいです。キャリアとしては、転職率が高いにしても、専門的な仕事で人の役に立つ仕事であり、魅力的だと個人的に思います。価値観次第かもしれません。コミュ力が高めであるほうがよいですが、バイオ系修士・博士にとってもよいキャリアだと感じられます。


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