パレクセル

基本情報

世界で二番目の規模のCRO。世界の医薬品売上の上位200品目のうち、90%以上の開発に関わっている。1982年にJosef von RickenbachとAnne B. Sayighによりボストンで創立された。当初はFDA承認までの手順を、日本やドイツの会社へコンサルする会社だった。

2014年時点で、世界に1万人以上の従業員。55の国と地域で、医薬品メーカーの製品開発から上市までのプロセスをサポートしている。

具体的な事業内容は、第I~IV相の臨床試験のサポート、薬事コンサルティング、製造販売後調査のサポート、臨床開発効率化のためのITソリューションなど、多岐にわたる。

基本的に新卒であれば、研究職に比べてコミュニケーション力が重視されるので、面接でハキハキ愛想よく話すことが特に大切。モニターの仕事では、医師の先生のご機嫌をとることが大事ですからね。また、医薬系の学部・大学院の学生であったり、学歴(大学の偏差値)や英語力があればプラスに働きます。

説明会時の資料によると

雇用形態:正社員
雇用期間区分:無期
試用期間:6か月
就業時間:9:00-17:45(フレックスタイム制度*コアタイムは10:00-15:00)
教育制度:E-learning等のグローバルソフトの受講、研修など
通勤手当:有(上限10万円/月)
健康保険・雇用保険・労災保険・厚生年金:有
退職金制度:有
定年:60歳
年間有給休暇:10-20日
休日:土日祝・5月1日、8月15日、12月29日-1月3日

従業員の6割が女性、管理職では27%が女性。
有給消化率は75%

真偽はまあ、別として、教育制度はしっかりしていると資料にはありました。ウェブサイト等でも強調されています。ネットでのCRO評価は比較的悪く、「教育が皆無」で「離職率が高い」が典型的なCROの評判ですが、少なくとも会社側は教育や研修の充実を掲げているので、他のCROではなくパレクセルを志望した動機の一つとして、「教育と研修の充実」を話すのは良いと思います。集団面接では半分程度の学生は言及していました。本気で思っていっているのか、定かでないですが。

就活していると、同じくグローバルCROであるクインタイルズと比較してしまいますが、各社が得意としている疾患領域に着目するとか、パレクセルはIT技術に強みがあることに言及するといいかもしれません。口コミレベルですけど、パレクセルの社内雰囲気は良いと何度か聞きました。そういえば、クインタイルズに比べてパレクセルの求人は、転職求人サイトで検索してもあまり見つからなかった気がします。

・クインタイルズとかの就活記事はこちら

おすすめの本:
CRAの教科書
医薬品開発入門

p.s.
ちなみにTGN1412の治験に関わったのはパレクセルでした。免疫学や臨床試験に興味のある方は調べてみて。


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