エントリーシート定番質問 解答例2

[研究職]学生時代に頑張ったことは何ですか?(400字)

<解答例>
大学院での研究に最も力を入れてきました。新しいことに挑戦する際は深い専門知識だけでなく、そこから新しい可能性を考える発想の柔軟さが必要であると気が付かされました。大学院では分野の異なる研究者と日常的に議論し、国内外での積極的な学会発表や海外派遣を通して、広く情報を集めながら研究を進めてきました。研究の実際は失敗の連続でしたが、失敗したときは冷静に、広い視野で解決策や代替案を考え実行してきました。大学院での研究を通して私は、○○や〇〇、○○の知識を得ただけでなく、論理的思考力と発想力によって課題を発見・解決する力を得ました。私の研究は〇〇〇を対象としていますが、培養細胞からマウスモデル、臨床サンプルまで扱い、広い視野から柔軟に研究を進めてきました。私は自身の研究能力を貴社で発揮したいと考えています。

コメント:
当然ですが、研究職志望であるなら「学生時代に研究を頑張った」以外の解答はありえません。研究職志望でない場合も、勉学・研究以外を書くのは高リスクだと思います。忘れているかもしれませんが、あくまで学生の本分は「勉学」ですから!

研究を頑張ったという内容で書くなら、「自律的に」研究を進めたことは判るように書くべきです。失敗した経験は、むしろ言及した方がプラスになると思われます。失敗から立ち直れる人間であることを示せると同時に、自分自身で頭を使って研究してきたことが伝わります。

志望する会社の重点領域や求められている技術に合わせて、自分は「〇〇の分野」の研究者であるとか、「〇〇の専門的実験スキルを持っている」とか書くと面接に呼ばれる可能性は高まるでしょう。

面接での定番質問:
(1)なぜあなたは、この研究室・この研究を選んだのですか?
(2)教授との関係は?
(3)あなたは入社後なにがしたい?
(4)あなたの研究者としての強みは?(特に実験スキルでのアピールも必須)


[研究職]自己PRしてください。(400字)

<解答例>
私は情熱と冷静の両方を持っています。大学院での研究はほとんど失敗の連続でしたが、そういうときこそ冷静になり、次にやるべき代替方法や解決策を多角的に考える必要があると考えています。自分の信念を持ち努力を惜しみませんが、私はそれが独りよがりにならないように、情報収集や他者との会話を大事にしています。そうすることで、自分自身の視野が広がり、それが新しいアイデアに繋がると私は考えています。大学院外では英会話サークルに所属し、異なる分野の学生や社会人と共に切磋琢磨できたことは貴重な経験でした。外国人と話す機会も多く、彼らの価値観の多様性に気が付かされました。また短期留学の際は多国籍な環境で過ごし、自ら行動することの大切さを学んだ点でも有意義でした。このように多くの異なる人々と関わり、私は自身の考えを明確にしながらも他者との繋がりや視野を広く持つことの大切さを学びました。

コメント:
この内容の自己PRで面接には呼ばれました。これは文章が下手ですし、よくない例だと思いますが、書いてる内容的にはOKかと思います。割と、製薬研究には熱意が求められるとしばしば言われるので、私は「情熱がある」という風に自己PRを表現していました。私の性格はどちらかというと、情熱<<冷静。なんですけど。

ちなみに、例えば「あなたの欠点は何?」と尋ねられて、「私は情熱的で独りよがりになりやすい」と書いても、製薬会社研究職ならOKらしいです。そういう友人もいました。私はどちらかというと冷めているので、上述のように「冷静さもある」と書きましたが、案の定、面接官の一人には「矛盾していないか?」と聞かれました。私は特に動じず、「私は視野を広げたうえで目標に向かって真っすぐです」とか「他者の意見をとりいれ、そうすることで自身の信念をより明確にするのです」とか答えました。ちょっと、微妙だったかな。。


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