大日本住友製薬の選考(2)

研究職の選考は面接以降、「がん創薬研究」と「それ以外」に分かれていました。修士課程なら大学院での専門分野はそれほど関係しないようですが、博士課程ならほとんどそれで面接に呼ばれるか否か決まると思われます。私の就活時は、転職求人サイトに登録すると、ここっぽい研究職募集がありました。後で気が付いたけど専門分野が私のと少しマッチしていました(疾患領域程度のマッチ)。製薬業界の求人サイトはチェックしておいた方がいいですよ。

座談会の後に小論文と適性検査(性格診断)です。小論文は、エントリーシートのネタと違うネタを準備していたほうがいいです。割と長文を書くので、文章力がある程度必要だと感じます。A4用紙に1枚でしたので、400字とか600字とかでしょうか、文字の大きさに依りますが。面接時に、小論文かESの内容見ながら研究所の偉い人に「君は~な人だね」とかコメントされたけれど、私の印象としては、小論文で書いた内容がどうとかはあまり関係なさそうな感じがします。性格を面接前に大雑把には把握しておきたいという程度かと思います。

恐らく例年、大阪府の研究所に研究職志望者は呼ばれて面接が行われます。遠方からの学生には交通費が支給されるようです。研究所は正直あまり真新しくなくて、古い感じでした。しかし管理棟の受付・ロビーから面接室まではさすが大企業という感じ、きれいで立派でしたよ。パソコンの充電満タンにして、スリープ状態で建物に入ると、研究発表をスムーズに始められると思います。まあ、研究所は郊外ですが、大阪府だし他の製薬会社と比べても研究所の立地がいいと思います。(会社の人は辺鄙なところと仰っていましたが…。)

人事担当者+研究所部長数名で面接されました。人事には「怖くないからリラックスして~」みたく仰って部屋に案内されたけど、他の会社と比べても最高レベルのピリピリした空気でした。

面接の内容(記憶している範囲で…):

初めに自己紹介(1分指定だったような)
大日本住友の志望理由
製薬研究職の志望理由
大日本住友に入社後にやりたいこと・達成したいこと
そのために、現在足りなくて努力が必要なこと
(大学院での)研究を選んだ理由
研究室を選んだ理由
研究テーマをどのように決めたか(教授と意見が食い違う時にどうしたか)
研究室ではどのような役割か
後輩指導しているか(その時何に気を付けているか)

その他ES内容のエピソードを深く問われた。

私は後に分かったわけですが、「典型的」な面接の質問ばかりでした。なので、前もって志望度の低い他社で面接練習(できれば研究職)しておくことを強く勧めます。私はしていなくて、撃沈でした。

ps
私が個人的に思っているのですが、「他社と比べて」なぜ大日本住友を志望するか?に答えづらい気がしました。少なくともエントリーシートでは、「それなら中外製薬の方がいいのでは?」と返されかねない内容を私は書いていました。(再生医療のための)iPSの研究に取り組んでいるのは、大日本住友で目立つかもしれません。。企業研究、してください。。


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